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リノベーションは新築購入よりコストが安い
マンションの寿命は80年から100年
鉄筋コンクリートで作られたマンションの寿命は何年か、知っていますか? 管理体制がしっかりし、きちんと補修・修繕をして使えば、80〜100年持つといわれています。最初のマンションが建てられたのが1950年代ですから、まだ寿命の半分程度。
築20年〜30年でも、外壁にひびが入っていたり雨漏りがしていなかったら、まだまだ使えるというわけです。
とはいえ、同じ築20年〜30年の物件でも外側の汚れが目立つ物件もあれば、さほどでもないものもあります。
その差は、マンションの管理組合がしっかりしているかどうかによります。管理組合が熱心なら定期的に補修や修繕が施され、快適に住むことができます。
内装はどうでしょうか。湿気でカビが目立つというのは、住むには問題ありですが、そうしたカビもない。水道水もきれいで排水もきちんと流れるというように水回りに問題がなく、ただ壁紙が汚れている程度であれば、安心して住むことができる物件です。
リフォームとリノベーションの違い
リノベーション
リノベーションは、そうした中古マンションをいったん骨組みだけのスケルトン状態に戻し、住む人の目線でデザインし直して快適で楽しく暮らせる住空間を新たにつくり出します。つまり、マンションに新たな価値を創造することだということを、もう一度、頭に入れておいてください。
たとえばリノベーションなら、旧(ふる)い2DKのマンションを広く、開放的なワンルームにつくり替えることもできます。単にワンルームとするだけではなく、使い勝手のいいキッチンや水回りに変え、十分な収納スペースを確保するというように、機能性も配慮することができます。
しかも、壁はレンガ張り、床は無垢材のフローリング、壁の色は自分の好み色を使って……というように、機能性だけではなく、素材や色の好みまで自由自在に変えることができます。
リノベーションの工事はスケルトン状態にするために、壁や水回り、キッチンなどすべてを取り除きます。その上で、水回りの移動、配管工事、間仕切りの変更や構造補強、外壁の模様替えなどを行ないます。
つまり、画一的な間取りから、自分だけの「こだわりの住空間」に生まれ変わらせるのがリノベーションというわけです。
リフォーム
従来のリフォームは、前に述べたように、老朽化した建物を初期の状態に戻すことであり、具体的にはクロスの張替えやキッチンのシンク、あるいはトイレやバスタブなど水回りを新しいものに替えるというような、小規模な工事を行なうことです。
旧(ふる)くなったものを新しくして快適に暮らすという意味ではリフォームも意味があることですが、リフォーム代にちょっとプラスしただけで住空間をより快適で暮らしやすく、さらに新たな価値を生み出す空間へと変化させることができるのが、リノベーションとの大きな違いです。
工事はリノベーションに比べて簡単になります。
リノベーションをオススメする理由
なぜリノベーションをするのか? 最大のメリットは、新築マンションを購入するよりコストを低く抑えることができるからです。
たとえば新築のワンルームマンションを購入する資金があれば、その値段でワンランク、あるいはそれ以上の広さと価値を持つ中古マンションを手に入れればよいのです。
そしてオーダーメイド感覚で、自分のライフスタイルに合わせて、こだわりの空間をつくり出せばよいのです。これがリノベーションの最も魅力的な点です。
リノベーションなら、中古マンション購入費用とリノベーション費用を合わせても、たいていは新築マンションより割安な価格で手に入れられます。前章で私たち事業部が手がけた物件を紹介しましたが、リノベーションそのものの費用はだいたい700万円前後です。
もちろん、お客様の要望に応じて、価格は多少、変化します。
より高級な建材を使いたい、あるいはキッチンを充実させたい、和のスペースを広く保ちたいなど、細かな要望を満足させると、100万円ぐらいプラスされることがあります。
一般的にはリビングや個室に比べ、浴室、キッチンなどの水まわりのコスト比が高くなります。また、壁紙、床材、天然木など、素材の選び方によっても大きく変わります。
リノベーションをする場合、まず自分の要望を明確に伝えること。そうして基本の費用を割り出してもらったうえで、「こんな場合にはどれくらい費用が増えるか」を、よく相談してください。